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特集ワイド

東日本大震災の教訓を熊本へ 長期化する避難生活対策 さあ、女性の視点を生かす時

家に帰ることができない人たちでいっぱいになった避難所=熊本県益城町で2016年4月22日、山崎一輝撮影

 熊本地震の被災地では住民の避難生活が長引いている。東日本大震災で避難の長期化に伴い重視されたのが「女性の視点」だった。なぜそれは必要か。東日本大震災の教訓を熊本へ、どう生かせばいいのだろう。【宇田川恵】

トイレ、着替え、授乳の場…

 仙台市宮城野区長を務めていた木須八重子さん(現せんだい男女共同参画財団理事長)は東日本大震災当初のある出来事を忘れない。宮城野区には約30カ所の避難所があり、一つ一つを回っていた時のこと。ある避難所でちょうど運営方法を決める運営委員会が開かれていた。委員は全員が男性で、委員長は年配者。委員の一人が「トイレを男女別にしてほしいって話が出てるんだけど」と発言した。トイレは共同だったため、女性から要望があったという。しかし委員長は「そんなめんどくさいことすっことないよ!」と一蹴した。

 木須さんは慌てて言った。「いやいや、トイレは別にしてください。女性の気持ちを分かってあげましょうよ…

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