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吉田党首「民進合流も」…解党含み、党内から批判

社民党の吉田忠智党首

 社民党の吉田忠智党首は12日の常任幹事会で、夏の参院選に向けて「民進党との合流も選択肢」と発言した。吉田氏が終了後、記者団に明らかにした。党勢が停滞するなか、参院選を乗り切る窮余の策として浮上した形だが、党首自らが解党含みの合流に言及したことに党内で批判が出ており、ゴタゴタが続きそうだ。

 吉田氏は「参院選を戦う状況は極めて厳しい」と述べ、比例代表での野党統一名簿や合流に言及した。ただ、又市征治幹事長は記者団に「合流前提の話にはならない」と否定。党本部も「常任幹事会では、そのような提案や決定は行っていない」とのコメントを出した。

 一方、民進の蓮舫代表代行は記者会見で「大前提は政策で一致できるかだ」と述べ、安全保障などで見解が異なる社民との合流に慎重姿勢を示した。

 社民は統一名簿方式を模索しているが、民進は否定的だ。社民は近く、新たな政治団体の結成を表明し、統一名簿を呼びかけている小林節慶応大名誉教授(憲法)とも意見交換したい考えだ。

 社民は参院選比例代表で2010年は約224万票で2議席、13年は約126万票で1議席にとどまった。今回は吉田氏と福島瑞穂前党首が改選を迎えるが、2人当選は困難視されている。ある幹部は吉田氏に「こんな話が出たら、自分のためにやっていると亀裂を生む」とくぎを刺した。【松本晃】

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