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ブラジル

大統領停職 上院、弾劾裁判を決定

 【サンパウロ朴鐘珠】ブラジル連邦議会上院(定数81)は12日、国家会計を粉飾したとされるルセフ大統領に対して弾劾裁判を開くことを、賛成55、反対22の賛成多数で決定した。ルセフ氏は同日から180日間職務を停止され、並行して上院で裁判の審理が進む。判決が出るまではテメル副大統領が暫定大統領に就く。2003年から続く左派労働党政権は、政界汚職と不況で国民の信頼を失い存続の危機に追い込まれた。

     裁判は8月のリオデジャネイロ五輪開幕後も続く可能性がある。弾劾賛成派、反対派の衝突による政治的混乱で、五輪運営に影響が出ることも懸念される。

     ルセフ大統領は「私は過ちを犯したが罪は犯していない」と主張、上院の決定を「クーデターだ」と批判し、任期満了まで「戦い続ける」と強調した。

     弾劾裁判所は上院に設けられ、最高裁長官が裁判長を務める。原告は弾劾決議の提案者である法律学者。まず証拠調べを行い、双方から本人または代理人が出廷して証言する。有識者らも証人として召喚される。これらの証拠を基に、裁判継続の賛否を上院で採決。過半数の賛成で継続が決まれば、最終弁論が開かれる。

     判決も上院の投票で決まる。定数の3分の2(54人)が有罪と判断すれば、弾劾が成立する。ルセフ氏は失職し、8年間の公職追放となる。同氏の任期末(18年末)まで、テメル氏が大統領を務める。

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