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介護のとき/取材後記 担当記者が振り返る

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 困惑、あきらめ、新たな発見そして希望−−。連載「家族 介護のとき」(5月11日〜毎日新聞くらしナビ面)では、親や配偶者を介護する人たちの日常を描いてきました。最終回では、担当した生活報道部の3人の記者が、取材を通じて感じたことをお伝えします。

介護を手助けしてくれるIT 技術の進歩に期待

 私は昨年1月から母(81)の介護をしている。取材中「こんなことがあった」「あんなことも」と体験者同士で盛り上がった。母は要介護1なので「まだいいですね」とも言われたが、心臓などに持病があり、「1人暮らしは難しい」との医師の診断もあって、私は1週間の大半を実家で過ごしている。

 生活はがらりと変わった。共働きの妻は、私の実家からの通勤が困難で事実上別居。小学校に上がったばかりの娘の顔も満足に見られない。私の通勤時間も倍以上の約2時間になった。交通費など、お金もかかる。

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