政府・与党は批判 都知事選には及び腰
東京都の舛添要一知事の政治資金流用問題に対し、政府・与党から批判が相次いでいる。ただ、夏の参院選を控え、舛添氏が辞任して都知事選になれば混乱は避けられない。今のところ、かつて野党・自民党を見限った舛添氏への当てつけの側面が強いようだ。
自民党の谷垣禎一幹事長は17日の記者会見で「猛省が必要だ」と舛添氏に苦言を呈し、「首都のトップに立つ者はそれなりの居住まいがないといけない」と指摘した。「他人に厳しく自分に甘い」(下村博文総裁特別補佐)という声もある。
舛添氏は谷垣氏が党総裁だった2010年に離党届を提出し、除名された。しかし、14年2月の都知事選で…
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