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しあわせのトンボ

子どもたちの感想文=近藤勝重

 初夏の新緑や晩秋の落ち葉を見て、子どもはどう思うのだろうか。その思いを文章にすることができるのだろうか。ふと抱く疑問である。

 井上ひさし氏は文章の本で「落ち葉を見てどう思いますか」というのは、大人でも無理な注文で、子どもには「落ち葉はどう落ちていくんですか」ということを書かせるべきだ、とおっしゃっている。つまり「どう思うか」という感想文ではなく、「どう見ているか」という観察文とか、描写文を書かせるようにというわけだ。

 ぼくが落ち葉について当たり前に思うところは、寒々とした感じに漂う寂しさや孤独感とか、晩年の心境を重…

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