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拝啓オバマ様

fromヒロシマ 安佐北区・宗藤尚三さん(88) /広島

「被爆者の願いは謝罪ではなく、戦争の惨禍が繰り返されないこと」と語る宗藤尚三さん=山田尚弘撮影

ノー・モア・ヒロシマ

 安佐北区の宗藤尚三さん(88)は、自らの絶望的な被爆体験から「何故、自分は生かされているのか」と深く考え、牧師になった。「被爆の実態を知らない世界の人たちに核の惨禍を伝えることが自分の使命」と話し、オバマ大統領への手紙を書いてくれた。

 広島工業専門学校(現広島大工学部)1年の時、爆心地から約1・3キロの自宅で被爆した。倒壊した家屋の下敷きになり、割れたガラスなどで大けがをした。血まみれで運ばれた似島の救護所は1万人以上の負傷者であふれ、少年兵が息絶えた人たちを次々と穴に投げ入れている。「人間が粗大ごみのように捨てられる様子は地獄絵図さながら。おかしくなりそうで、無感情の状態に陥った」

 敗戦後、生き永らえた意味を問い、学校を辞めて東京神学大に入学。27歳で牧師になり、被爆体験の証言や…

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