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菊池にボランティア拠点 岩手の団体が初 後方支援のノウハウ伝授 /熊本

 熊本地震の被災者を支援しようと、岩手県遠野市のNPO法人「遠野まごころネット」(臼澤良一理事長)は菊池市にボランティアの活動拠点を開いた。ボランティアが激減する中、東日本大震災で培った後方支援のノウハウを伝える。熊本県社会福祉協議会によると、熊本地震で県外のボランティア団体が地元社協などと連携して拠点を設けるのは初めて。【中尾卓英】

     まごころネットは震災で、復旧作業や復興に向かう被災者に寄り添っている。熊本地震でも、直後にスタッフが現地入り。被災者が必要とする支援の把握が遅れていることに危機感を持ち、避難所などで活動を続けながら、菊池市の江頭実市長らと後方支援の拠点づくりについて話し合ってきた。

     同市七城町の宿泊施設「木の研修交流施設」に17日に設けた拠点では、県内外のボランティアを受け入れている。まごころネットのスタッフは、阿蘇市や南阿蘇村、西原村、益城町などで求められている支援に応じて、がれき撤去や心のケアなどをするボランティアを配置する。

     さらに、菊池市社協のスタッフや市民と活動を共にし、後方支援のノウハウを伝えたり、震災対応を経験した東北の自治体職員や弁護士らによるセミナーを開いたりする予定だ。まごころネットの多田一彦理事は「被災者が困っていることに即応し、生活となりわいの再建に道筋を示すことは、被災地からの恩返しであり私たちの責務」という。

     熊本地震では発生当初、ほとんどの被災自治体が県内のボランティアだけを受け入れたり、被災者の支援要請に一部応じられなかったりした。県社協の吉本裕二事務局次長は「緊急救援から生活再建へとニーズが多様化する中、同じ目線と心のこもった支援が、熊本に力を与えてくれる」と話した。ボランティア活動に関する問い合わせは、まごころネットの西岡公明さん(090・1713・7111)。

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