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きらきら光る江戸切子 22日は開業4周年

スカイツリーの地上と「天望デッキ」を結ぶエレベーター内の「隅田川の空」をイメージした装飾=東京都墨田区押上の東京スカイツリーで、柳澤一男撮影

「清水硝子」制作、エレベーター内装に 観光客魅了

 首都のシンボル・東京スカイツリー(東京都墨田区押上1)が22日、開業4周年を迎える。高さ350メートルの天望デッキと地上を結ぶエレベーターの内装には、地元下町の伝統工芸「江戸切子」があしらわれ、国内外の観光客を魅了してきた。葛飾区の「清水硝子」が制作した。

    エレベーターの内装に使われた江戸切子のイメージ図を持つ清水硝子の清水三千代社長=東京都葛飾区堀切で2016年5月13日午後0時8分、柳澤一男撮影

     天望デッキへのエレベーター4基の内装には、それぞれ春夏秋冬の風物詩が施されている。夏のテーマは「隅田川の空」。切子をあしらった直径3〜10センチのガラス製の半球370個で夜空に咲く大輪の花火を表現する。

     清水硝子は1923年創業で、グラスに伝統の江戸切子を施してきた。開業2年前の2010年7月、デザイン会社から「切子の半球を試作してほしい」と頼まれた。スカイツリーに使われると分かった時、清水三千代社長(63)は「とても名誉なことでうれしかった」と振り返る。老舗の技術力を見込まれ、夏のテーマを正式に依頼された。

     切子に裏側から光を当てると見え方が想定と違ったり、色が付いた部分が厚すぎたり、削りきれないなどの課題が次々と出た。職人たちは連日、深夜まで作業に打ち込み、12年5月の開業直前にようやく完成させた。

     清水社長は内覧会で初めて装飾を見た時、万感の思いがこみ上げたという。90年以上の社歴で最盛期には職人が約40人いた。しかし80年代後半のバブル崩壊で仕事は激減し、一時は廃業も考えた。だが、スカイツリーで得た千載一遇の好機に奮起。多くの目に触れた江戸切子はその価値を見直され、今では注文が相次いでいる。

     「とにかくいい仕事をし続けること。日本のものづくりの良さが多くの方に伝わってほしい」。スカイツリーから約5キロの足元の工場で清水さんは新作にも挑み、江戸切子の普及と発展に汗を流している。【柳澤一男】

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