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カンヌ映画祭

深田監督「淵に立つ」ある視点部門で受賞

「ある視点」部門の授賞式直後、壇上で握手を交わす深田晃司監督(左)とマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督=南仏カンヌのドビュッシー劇場で2016年5月21日夜、木村光則撮影
カンヌ入りした、映画「淵に立つ」の出演者。(左から)太賀さん、古館寛治さん、筒井真理子さん、浅野忠信さん=カンヌのホテルで2016年5月15日、木村光則撮影

 【南仏カンヌ木村光則】世界3大映画祭の一つ「第69回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門の授賞式が21日夜(日本時間22日未明)、開かれ、日本の深田晃司監督(36)の「淵に立つ」が最高賞に次ぐ「審査員賞」を受賞した。また、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督(62)によるスタジオジブリの長編アニメーション「レッドタートル ある島の物語」が「特別賞」を受賞した。独自の視点や切り口を持った先鋭的な映画を集める同部門で、日本が関係する作品がダブル受賞の快挙を成し遂げた。

     同部門では、黒沢清監督が2008年に「トウキョウソナタ」で審査員賞を、15年に「岸辺の旅」で監督賞を受賞している。

     「淵に立つ」は、日本の郊外で小さな金属加工工場を営む夫婦の元にある男が訪れ共同生活を送るうち悲劇が起こり、夫婦の抱える秘密やひずみがあらわになっていくストーリー。ある男を浅野忠信さんが、夫婦を筒井真理子さんと古舘寛治さんが演じた。

     深田監督は東京都出身。映画美学校監督コースを修了後、2006年の中編映画「ざくろ屋敷」でパリの第3回KINOTAYO映画祭ソレイユドール新人賞を受賞した。近年発表した「歓待」(10年)、「ほとりの朔子」(13年)なども海外の映画祭で受賞するなど高い評価を得ている気鋭の作り手。深田監督は「本当にうれしいです。この作品を支えてくれた多くの方々、キャストとスタッフに感謝を伝えたい」と喜びを語った。

     「レッドタートル」はある孤島に流れ着いた男がそこで女性と出会い、子供を育て一生を終えるまでの姿を情感あふれる映像と音楽で描いた長編アニメ。スタジオジブリとフランスの映画会社の共同製作で、高畑勲さんがアーティスティック・プロデューサーを務めている。

     ヴィット監督はオランダ生まれ、英国在住のアニメーターで、「岸辺のふたり」で2001年に米アカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞している。ヴィット監督は「この作品はスタッフと私の努力の結晶です。高畑さん、ありがとう」と感謝の言葉を述べた。

     最高賞の「ある視点」賞はフィンランドのユホ・クオスマネン監督の「オリ・マキの人生で最高に幸せな日」が受賞した。

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