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となりの障害

吃音とともに/上 言葉がうまく出てこない

 はなすときに特定とくてい言葉ことば一部いちぶにくかったりどもったりする「吃音きつおん」をかかえてくるしんでいるひとたちがいます。ではわからないため、まわりのひとからは気付きづかれにくい障害しょうがいひとつです。

     ●発表はっぴょうくす

     千葉県ちばけん会社員かいしゃいん佐々木真美子ささきまみこさん(24)はいま時々ときどき大学生だいがくせいときやく100にん学生がくせいなどをまえ発表はっぴょうしたことをおもします。やっと一言出ひとことでてもつぎ言葉ことばでまたつっかえ、ほとんどはなせませんでした。はなさなければとおもえばおもうほど、のどのおくまっていくかんじがして、マイクをにぎあせばみました。

     小学校入学前しょうがっこうにゅうがくまえから、言葉ことばがうまくてこないことがありました。「はい」とえず、先生せんせいから「ちゃんと返事へんじをしなさい」としかられました。いにくい言葉ことばおな意味いみべつ言葉ことばえてはなしますが、えできない言葉ことばもあります。自分じぶん名字みょうじいづらく、就職活動しゅうしょくかつどうではほとんどが1次面接じめんせつちました。

     現在げんざいは、製薬会社せいやくがいしゃはたらき、すこしずつ先輩せんぱいなどに吃音きつおんかすようになりました。「吃音きつおんただしく理解りかいされれば、もうすこきやすいなかになるかもしれない」とはなします。

     ●成人せいじんの100にんに1ひとり

     吃音きつおんのあるひとは、大人おとな100にんに1人程度ひとりていどいるとかんがえられています。でも全体ぜんたい患者数かんじゃすう不明ふめいで、治療ちりょうするところや相談そうだんできるところもかぎられています。ひとはなすことや人前ひとまえでの発表はっぴょうなどに、生活せいかつ影響えいきょうがでるほどのつよ不安ふあん緊張きんちょうおぼえるひとおおく、専門家せんもんかは「吃音きつおん社会しゃかいれられない不安ふあんのほうがより深刻しんこく障害しょうがいになりる」と指摘してきします。

     ●うたつうつたえたい

     千葉県佐倉市ちばけんさくらし大学だいがくねん清水裕治しみずゆうじさん(22)は、地域ちいきのイベントなどでギターのがたりをしています。どものころから吃音きつおん症状しょうじょうがありました。でも、メロディーにせてうたうときは、不思議ふしぎとどもらないといいます。

     今年ことしがつ、「どもりけいアーティスト」を名乗なのろうとめました。自分じぶん音楽おんがくひとすこしでも吃音きつおん興味きょうみってくれたら、吃音きつおんへの理解りかいひろまるとかんがえたからです。「どもりがある自分じぶんだからこそできることがある」。そんなおもいでギターをかなでています。【塩田彩しおたあや

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