メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ブラックホール

星づくりの邪魔 ガスの「風」で高温に

二つの銀河「アキラ」 (右) と「テツオ」のイメージ図=IPMU提供

 宇宙の銀河の中には、巨大なブラックホールの影響で、星の材料となるガスが冷やされず、星が生まれない原因になっているものもあるとの研究結果を、東京大カブリ数物連携宇宙研究機構(IPMU)などの国際共同研究チームが発表した。26日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載した。

 星は水素などのガスが冷やされ、互いの重力で次第に集まって形成される。しかし銀河の中にはこうしたガスが多く存在するにもかかわらず、新しい星が少ないものもあり、天文学者の間で謎とされてきた。

 チームは、地球から約3億光年離れた隣接する二つの銀河について、国際的な評価を受ける人気漫画家の大友克洋さんの作品「AKIRA」や、その登場人物から「アキラ」「テツオ」と命名。米ニューメキシコ州にある望遠鏡に新しい機器を取り付け、二つの銀河を観測した。

 その結果、アキラの重力で、テツオのガスがアキラの中心部にある巨大ブラックホールに引き込まれ、その際にブラックホール周辺のガスが外側に向かって高速で広がる「風」が生じて銀河内のガスが熱せられていることを確認。それによって星の形成が妨げられていることが分かったという。【須田桃子】

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. KDDI 3Gサービス 22年3月末終了 携帯大手で初
  2. 上戸彩 娘とTikTokにハマり中 動画撮影にも挑戦
  3. 選抜高校野球 21世紀枠、推薦46校出そろう
  4. 京都府警 スーパーで店員の女性刺す 男の身柄を確保
  5. 質問なるほドリ 5Gどんな通信? 動画も超高速ダウンロード 自動運転支える=回答・森有正

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです