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舛添知事問題

「新党改革」から組織対策費1050万円

記者会見に臨む舛添要一東京都知事=都庁で2016年5月20日午後2時、小出洋平撮影

政治資金規正法で、使途開示する必要がなく

 東京都の舛添要一知事が参院議員時代の2012〜13年、当時代表を務めていた「新党改革」から「組織対策費(組対費)」の名目で、政党交付金を含む1050万円の政治資金を受け取っていたことが分かった。政治資金規正法で、組対費として党が議員個人に拠出した資金は、その後の使途を開示する必要がなく、舛添氏の具体的な使い道は明らかになっていない。

 舛添氏は政治資金を絵画購入や家族旅行の費用などに充てていたことが明らかになっており、専門家は「組対費にも私的流用がないか使途を明らかにすべきだ」と指摘する。

 新党改革の政治資金収支報告書などによると、同党は舛添氏個人に対し、12年11月と12月に計800万円、13年2月と5月に計250万円の組対費を支出した。このうち12年の800万円は全額、税金が原資の政党交付金から支出されていた。

 現行の政治資金制度では、政党が政党支部などの政治団体に交付金を出した場合、受けた団体は収支報告書で使途を公開する義務があるが、組対費として政治家個人に支出すれば、政治家は使途を開示する必要がない。自民党や旧民主党も党幹部個人に対して同様の支出があり「党の機密費」などと批判されてきた。

 舛添氏はインターネットオークションサイト「ヤフーオークション(ヤフオク)」で美術品などを度々購入し、一部は舛添氏の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(14年解散)が「資料代」として購入費を支出していたことが明らかになっている。

 12〜13年にヤフオクで落札した美術品は約90点に上り、このうち組対費が入金された12年11〜12月には、水彩画や版画など少なくとも7点を購入している。また、200万円が入金された13年2月にも油絵など3点を購入していた。

 毎日新聞は舛添氏の事務所に、組対費に私的流用がないか文書で質問したが、期限までに回答はなかった。【杉本修作】

私物化していると疑われても仕方がない

 政治資金制度に詳しい岩井奉信・日本大教授(政治学)の話 使途が分からない以上、私物化していると疑われても仕方がない。特に舛添氏は、政治資金の使い方にさまざまな疑問を持たれている以上、使途を明らかにすべきだ。この問題は制度の大きな欠陥であり、単なる政治家個人の問題ではない。与野党で、こうした支出を禁止する方策を講じるべきだ。

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