メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ブックマーク

思いきって声を=岸政彦(社会学者)

 大阪で暮らしていると、たまにひどい貧困の現場を見る。ずっと以前だが、大阪市の南の果てで暮らしていたとき、近所のスーパーで、10歳ぐらいの女の子が、上半身裸でバスタオルだけ巻いているのを見かけたことがある。髪の毛も汚くて、あれは貧困というより虐待だったのだろう。あっと思ったけど、急いでいたこともあり声をかけそびれたことが、今でも悔やまれてならない。もう15年も前だが、あの子は無事に成長しただろうかと思う。ほんとうに、ちゃんと声をかけて、どこかに通報すればよかったとそればかり思う。

 沖縄でもこうした貧困の現場に出くわすことが多い。つい先日、那覇の松尾あたりを散歩していると、公園の…

この記事は有料記事です。

残り496文字(全文788文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「次世代加速器」誘致支持せず 日本学術会議
  2. ことば 寝屋川中1男女殺害事件
  3. 「もう耐えられない」 ゴーン容疑者捜査の端緒 外国人幹部の告白
  4. 札幌爆発事故 不動産のアパマンがおわび文
  5. 寝屋川中1殺害、山田被告に厳刑へ 大阪地裁

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです