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伊団体代表「発言の継続を」結集呼びかけ

 27日閉幕した主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では、国内外の市民団体が連帯し、社会的弱者の声を首脳に届けようと活動した。次回開催国イタリアの市民団体を代表して来日したルカ・デフレイアさん(49)は、「継続して共に声を上げていこう」と1年後の結集を呼びかけ、帰国した。

     「大切なのは私たちが組織として動き、世界のリーダーたちに声を届けていくことだ」。国内のNGO(非政府組織)などが三重県四日市市で2日間にわたって意見を交わした「市民サミット」の閉会式(24日)で、デフレイアさんは会場の約250人に訴えた。参加者が気候変動や難民、格差などの問題解決に向け、政策提言をまとめた直後だ。

     現場経験が豊富な国際開発援助団体「アクションエイド」伊支部の事務次長で、提言などの取りまとめ役。1990年代から途上国支援に携わり、母国の市民活動の中心的存在だ。サミットには99年の独ケルンから関わり始め、今は国際的なリーダーシップを発揮。25日から伊勢市の国際メディアセンターに入り、首脳らの発言や報道官の記者会見を記事にして母国の仲間に配信した。

     市民の連帯は、これまでも大きなうねりを起こしてきた。代表的なのは、各国政府の拠出金で2002年に設立された世界基金「エイズ・結核・マラリア対策基金」だ。00年(九州・沖縄)と01年(伊ジェノバ)の両サミットで、各国の市民が働きかけたのがきっかけだった。デフレイアさんは「力強いネットワークがあるから声を届けられる」と話す。

     サミットの議題は、どれも数年間にわたって討議されることから「常に前回のサミットを追いかける必要がある」と強調する。27日の首脳宣言やレンツィ伊首相の発言から、次回の重要議題は「アフリカ」「移民」と確信した。そして「重要なのは、移民が生まれる構造的な問題に対処すること。市民社会だけが公平な立場から、バランスよく提言できる」と、日本をはじめ世界の仲間に呼びかけた。来年、市民がまた結集するのを母国で待つ。【町田結子】

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