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特集ワイド

スピーチライターがみた「リーダーの言葉力」 胸打つオバマ演説

ローズ大統領副補佐官のブログに掲載された、オバマ米大統領が書き直した跡が残る演説の手書き原稿の冒頭部分。4行目、「人類が自ら破滅させる能力」という表現を線で消し、「能力」を「手段」という単語に修正している。

 オバマ米大統領が5月27日、広島市の平和記念公園で行った演説は、17分におよぶ格調高いものだった。文学的ですらあった。なぜ、オバマ演説は胸を打つのか? スピーチライターに読み解いてもらいながら、考えた。【鈴木琢磨】

広島に来た意味を自問/主語は米国でなく「We」

 なんだろう、これ? オバマ大統領が広島入りした夕方、東京都内をマイカーで移動中だった慶応大教授の松井孝治さん(56)はラジオから流れる演説の冒頭にはっとして、車を止めた。「71年前、雲一つない晴天の朝、空から死が降ってきて、世界が変わりました……」。しばらく聴き入った。「すごいと思いました。普通だったら、犠牲者への哀悼を表するところから入るじゃないですか。それが鮮烈な原爆投下シーンから入ったんですから。そうくるのか、と感心しました」

 世界が注目したオバマ演説だが、元参院議員の松井さんがリーダーの演説にこだわるのは理由がある。200…

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