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2審も無罪…東京高裁、裁判員判断を支持

 埼玉県熊谷市で同居していた両親を殺害し、自宅に放火したとして、殺人と非現住建造物等放火の罪に問われた長男の羽鳥浩一被告(44)の控訴審判決で、東京高裁は7日、無罪とした裁判員裁判の1審・さいたま地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。朝山芳史裁判長は心中の可能性を指摘した1審の判断を否定し、両親は殺害されたと認定する一方、「被告を犯人とは言いきれない」と述べた。

     検察側は携帯電話の通信履歴などを根拠に、出火前後に自宅周辺にいた被告が事件に関与したとして無期懲役を求刑したが、さいたま地裁は2015年3月、父親が病気を苦にして母親を殺害後に自殺した可能性を捨てきれないとした。

     高裁判決は、父親の遺体に首をつった痕がない点などから「1審の判断は是認できない」と述べ、心中の可能性を否定。「両親は何者かに殺害されたと認められる」とした。一方で「被告が自宅周辺にいたとしても室内にいたとは限らず、犯人とするには疑問が残る」と指摘し、無罪と結論付けた。

     羽鳥被告は11年3月10日ごろ、自宅で父親と母親の首を圧迫するなどして殺害し、翌11日に灯油をまいて放火したとして起訴されたものの、逮捕時から一貫して否認していた。【近松仁太郎、伊藤直孝】

    堺徹・東京高検次席検事の話

     主張が認められず誠に遺憾。判決内容を精査し適切に対処したい。

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