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おもしろいもの観た?

個が抹殺される理不尽さ描く

俳優座「反応工程」の一場面。左から、田中孝宗、伊東達広、蔵本康文、八柳豪、塩山誠司、杉林健生、久保田宗人=宮川舞子撮影

 時代の空気なのだろうか。

 劇作家宮本研(1926〜88年)の「反応工程」が、くしくも俳優座(小笠原響演出、5月13〜22日、紀伊国屋ホール)と文化座(米山実演出、同25〜29日、文化座アトリエ)で“リレー競演”された。

 <戦争の大義はすでに残骸と化していた>。宮本のエッセー「8・15と私の原理」の言葉は鋭く突く。先の大戦中、勤労動員された九州の軍需化学工場で、会社は終戦後を見越して再び染料を作るための準備を始めていた。宮本がその<戦中戦後の体験を私なりに総括>(エッセー「そこからの出発、そこへの回路」)した自伝的戯曲である。

 軸となるのは動員学徒の田宮。戦時システム、すなわち全体が優先される論理の中で個が抹殺される理不尽が…

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