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今週の本棚・本と人

『「大正」を読み直す 幸徳・大杉・河上・津田、そして和辻・大川』 著者・子安宣邦さん

 (藤原書店・3240円)

限界を抱えていた民主主義 子安宣邦(こやす・のぶくに)さん

 日本の近世・近現代からアジアまで、広い視野から思想史を探究してきた。1933年生まれの昭和1桁世代。「昭和の全体主義の時代に生まれ、軍国少年として育ちました。それで昭和の問題に関心を寄せましたが、2、3年前からそれに先立つ大正期が気になってきました」

 誰もが「大正デモクラシー」を思い浮かべるように、大正は戦後の民主主義の前提を成したと考えられてきた…

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