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米国

銃乱射50人死亡…米史上最悪 容疑者、ISに忠誠

 【オーランド(米南部フロリダ州)國枝すみれ】米南部フロリダ州オーランドのナイトクラブで12日未明、男が自動小銃などを乱射し、地元当局者によると50人が死亡、53人が負傷した。米国で起きた銃乱射事件としては史上最悪の被害となった。オバマ米大統領は「テロ行為であり、ヘイト(憎悪)による行為だ」と非難する声明を発表、米連邦捜査局(FBI)にテロ組織との関係も含めた捜査に全力を挙げるよう指示した。また、スコット州知事はオーランドがあるオレンジ郡に非常事態宣言を出した。

 銃撃は午前2時(日本時間同日午後3時)ごろに発生した。現場となったナイトクラブは同性愛者らの性的少数者(LGBTなど)が集まるクラブとして知られ、週末でもあり約300人の客でにぎわっていた。銃撃した男はフロリダ州在住のオマル・マティーン容疑者(29)。アフガニスタン移民2世で、ニューヨーク生まれの警備員。人質を取って約3時間クラブ内に立てこもり、警察特殊部隊との銃撃戦の末に射殺された。

 米CNNは、マティーン容疑者が事件前と事件中に、過激派組織「イスラム国(IS)」への忠誠を誓う発言をしていたと報じた。FBIは2013年と14年に同容疑者をテロリストとの関連を疑い事情聴取したが、関連性は薄いとして捜査を打ち切った経緯がある。

 一方、マティーン容疑者の父親は米NBCに対し、「(事件は)宗教とは関係ない。同性愛への嫌悪が動機になったのではないか」と語った。父親は、マイアミの繁華街で同性愛者のカップルが抱き合っているのを見たマティーン容疑者が激高したことを思い出したと説明した。

 ワシントン・ポスト紙(電子版)にマティーン容疑者の元妻が語ったところでは、マティーン容疑者は07年にフロリダ州の州立大学を卒業。警備員の資格や銃の携帯許可を持っていた。2人は09年に結婚し、同州フォートピアスで暮らし始めたが、徐々に暴力的になったという。女性は結婚後数カ月で逃げ出し、11年に正式に離婚した。

 また、マティーン容疑者の友人は同紙に、容疑者が離婚後にイスラム教への信仰を深め、数年前にメッカを巡礼したと説明した。

 オバマ氏は12日午後、ホワイトハウスで記者団を前に声明を発表。容疑者がテロ組織に触発された可能性や、テロ組織と関係があるかどうか、全力で調べるよう捜査当局に指示したと語った。

 米国では昨年12月、ISに感化された夫婦がカリフォルニア州で銃乱射事件を起こし、14人が死亡する事件が起きている。

 オーランドは、ディズニーワールドやユニバーサル・スタジオがあり日本人観光客にも人気がある。在マイアミ日本総領事館によると、現時点では日本人が事件で被害にあったとの情報はない。

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