メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

舛添知事

辞職へ 不信任案、公明も 自民、対応最終調整

舛添要一都知事=小川昌宏撮影

 東京都の舛添要一知事の政治資金支出などを巡る公私混同問題で、知事与党の自民党東京都連は14日、都内で緊急の幹部会議を開き、舛添氏に辞職を求める調整に入った。与党の公明は、14日の都議会議会運営委員会に知事不信任案を提出することを決めた。既に野党3会派も不信任案提出を表明しており、舛添氏が辞職に追い込まれることは確実な情勢となった。

 公明は不信任案を自民と共同で提出したい意向だ。公明党幹部は「ボールは自民に投げた。自民が(不信任案提出に)乗らなくても単独で出す」と語った。

 ただ、不信任案が可決されると知事に議会解散の選択肢がある。自民は舛添氏に自発的な辞職を迫ることを優先しているとみられ、舛添氏の反応を見つつ、不信任案の提出も含めた対応を最終調整する。自民党都連関係者は「(舛添氏は)一筋縄ではいかない」と話し、都議会解散の可能性にも触れた。

 舛添氏は13日の都議会総務委員会の集中審議で、野党の共産が提出を決めていた不信任案に触れ「可決されると(8〜9月の)リオデジャネイロ五輪・パラリンピックの最中に選挙を行わなければならない。(終わるまで)猶予を頂きたい」と訴えた。一方で、政治資金から費用を支出した千葉県木更津市への家族旅行の際にホテルで面会したという出版会社社長の名前を伏せるなど、新たな事実を明かさなかった。

 このため、与野党ともに「説明責任を果たしていない」と猛反発した。自民党幹部は「舛添氏は早く辞めた方がいい。守るにも限度があり、もう限界ではないか。このままでは参院選にまで火の粉が飛んでくる」と辞職を求める考えを示した。

 公明は集中審議で松葉多美子議員が辞職を迫った。会派内では「あそこまで言ったのだから(不信任案提出以外の)選択肢はない」との意見で一致した。山本香苗・参院政審会長も13日夜、「辞めるのが当然だ。辞職しないのであれば不信任案も出すくらい考えていいのではないか」と記者団に述べていた。

 舛添氏は集中審議で「知事の座にしがみつくわけではない。猶予の後で知事にふさわしくないと判断すれば不信任案を出してほしい」と、9月18日閉会のリオ・パラリンピック後も批判が続けば辞職もやむを得ないとの意向を示唆した。

 都議会定例会は15日に閉会する。不信任案は現在の全議員123人の3分の2以上が出席し、4分の3以上が賛成すれば可決される。最大会派の自民(56人)、2番目の公明(23人)の与党の動向が鍵を握る。成立すると知事は10日以内に都議会を解散するか、そうでなければ失職する。解散した場合は改選後の議会で再度、過半数の賛成で不信任案が可決されれば失職する。

 知事が辞職を申し出た場合、議長から選挙管理委員会に通知された翌日から50日以内に知事選が行われる。知事選は公職選挙法で告示が投開票日の17日前までと定められているため、7月10日投開票の参院選と都知事選のダブル選はスケジュール的に事実上、困難とみられる。この場合、都は7月10日以降に知事選の告示日を設定する方向で調整するとみられる。【川畑さおり、円谷美晶】

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 草なぎ剛 「新しい可能性を信じて努力したい」 “今年最も輝いた男性”に喜び
  2. 女性議員の産休 公表で批判続々 前例少なく制度整備遅れ
  3. 首相 「籠池被告は詐欺を働く人物」 法曹関係者が批判
  4. 「森友」検査院報告 解明、あとは首相「誰が得、究明を」
  5. 大相撲九州場所 白鵬自ら「物言い」 軍配変わらず初黒星

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]