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長崎原爆

黒焦げの少年、身元判明か 法医学者ら写真鑑定

谷崎昭治さんの可能性がある少年の写真を手に説明する深堀好敏さん(右)と、谷崎昭治さんの妹西川美代子さん=長崎市の長崎原爆資料館で2016年6月13日午前10時25分、今手麻衣撮影

 長崎原爆投下翌日に爆心地付近で黒焦げになった状態で写真に撮影された少年が、旧制県立瓊浦(けいほ)中1年だった谷崎昭治さん(当時13歳)の可能性があることが13日、分かった。谷崎さんの妹で長崎市の西川美代子さん(78)と長崎平和推進協会写真資料調査部会長の深堀好敏さん(87)らが市内で記者会見し、明らかにした。西川さんらが名乗り出たため、法医学者らが少年の写真を鑑定していた。

 写真は、旧陸軍報道部の山端庸介氏(1917〜66年)が撮影。焼死した少年があおむけに倒れている。長崎原爆資料館に展示されているが、少年の身元は分かっていない。

 西川さんと妹の山口ケイさん(76)が昨年7月、市内で深堀さんらが開いた「原爆写真展」を訪れた際、写真を見た山口さんが「治(じっ)ちゃん(兄)だ」と直感。話を聞いた深堀さんが、日本法医学会理事長を務める池田典昭・九州大大学院教授に鑑定を依頼した。池田教授が生前の写真と比較した結果、目と鼻、唇の特徴が似ており、顔の輪郭にも矛盾点はないとして「同一人物の可能性がある」と結論付けた。

 谷崎さんは爆心地近くで下宿しており、原爆投下時も周辺にいたとみられる。山口さんは「戦後、新聞やテレビでニュースを見るたびに兄を探していた。本当にうれしい」と話した。【今手麻衣】

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