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性的少数者

チャットで気軽に相談 15日から対応

カウンセリングする村上裕さん=東京都中野区の「カウンセリングルームP・M・R」で2016年6月10日、野村房代撮影

 LGBTなどの性的少数者やその家族、教育関係者らが気軽に相談できる場を作りたいと、自らもゲイのカウンセラー、村上裕さん(34)らが無料インターネット通話「スカイプ」を使った24時間のチャットサービスを15日午前10時から始める。匿名で国内外から利用でき、LGBT当事者やLGBTについて知識のあるカウンセラーや相談員らが対応する。村上さんは「不安や自死念慮(願望)は深夜に高まることが多い。誰かと話したい時に利用してもらえれば」と話す。

     幼少期から虐待やいじめを経験した村上さんは、大学生の時にうつなどを発症した。カウンセラーにゲイだと告白したが「じゃあ治さないといけませんね」と言われ、無理解に苦しんだという。自殺する友人や知人も少なくなく、性的少数者に理解があるカウンセラーの必要性を感じて2007年、東京都中野区に「カウンセリングルームP・M・R」を開設。深夜に届くメールなどが多いため、24時間対応のサービスを思いついた。

     昨年、渋谷区や世田谷区で同性パートナー制度が始まるなど、性的少数者への理解は進みつつあるが、相談数は急増している。村上さんは「遠い存在だった性的少数者が身近になり、偏見や悪意が顕在化する恐れがある」という。性的少数者の報道を「気持ち悪い」という同僚の声を聞き、相談に来たレズビアンの会社員もいた。

     性的少数者の支援をするNPO法人共生ネットの原ミナ汰代表は「チャットなら相談電話の回線がつながらない時も利用できる。いつでも気持ちを受け止めてくれる場所があるのは意義がある」と期待する。サービスは無料。詳細はhttp://www.pmr−co.com/index.php?skype24に掲載。【野村房代】

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