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江戸時代の宇治金時を復元 千葉

復元された江戸時代の宇治金時と松本栄文さん=千葉県香取市佐原で

 かき氷の「王様」といえば宇治金時。起源とされる江戸時代の宇治金時が千葉県香取市佐原で復元され、訪れた人を楽しませている。かつては徳川将軍家と宮中の人々しか味わえなかった夏の風物詩。「あやめ祭り」(26日まで)に「佐原の大祭夏祭り」(7月15〜17日)と、にぎやかなシーズンを迎える「江戸優(まさ)り」の町・佐原で逸品を味わってはいかが?

     復元したのは、香取市佐原で茶寮花冠(はなかんむり)を開く日本料理研究家の松本栄文(さかふみ)さん。「日本料理と天皇」でグルマン世界料理本大賞の最高位に輝くなど、日本料理の普及に力を入れる。宇治金時は、茶寮近くに構える茶屋花冠で4年前から提供している。

     きっかけは、かき氷ブームだった。「原点」を探して文献を調べ、徳川将軍家の御用茶師だった上林三入(かんばやしさんにゅう)の16代目と協力して復元した。

     かき氷の歴史は古い。平安時代に「枕草子」で知られる清少納言が偶然、氷片を口に入れておいしさに気づき、アマヅラを煮詰めたものをかけて食べたのが始まりという。「源氏物語」の紫式部は食べ過ぎておなかを壊した記録が残る。豊臣秀吉の時代に抹茶をかける食べ方が広がり、江戸時代にあんこが添えられるようになった。

     花冠で使われる抹茶は上林三入の最高級品「初昔(はつむかし)」。氷は成田市内の氷屋に発注している。松本さんは「これ以上の宇治金時はない。『江戸優り』と呼ばれた佐原で、歴史に思いをはせながら楽しんでほしい」と話す。1杯1200円。【北川仁士】

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