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悼む

サラエボ出身のシンガー・ソングライター ヤドランカ・ストヤコビッチさん=5月3日死去・65歳

自由な感覚で音楽を ヤドランカ・ストヤコビッチさん=筋萎縮性側索硬化症による呼吸困難のため、5月3日死去・65歳

 おおらかで澄んだ歌声。人なつっこい笑顔。緑色の瞳が悲しみで染まったのは、旧ユーゴスラビア時代に故郷、サラエボで行われた冬季五輪(1984年)での思い出を尋ねたときだ。「民族が交ざり合うサラエボの街はいつにも増してにぎやか。明け方まで音楽が響いていた」。競技場の特設ステージで五輪のテーマ曲を歌ったのはヤドランカさんその人。祖国分裂の足音も聞こえていなかった。

 14年後の長野五輪の開会式。スタンドから新国旗を掲げたボスニア・ヘルツェゴビナの選手団を感無量の思…

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