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心も満足「絆」ラーメン 「たんぽぽハウス」に復活 西原 /熊本

ラーメンを食べる客らでにぎわう「にしはらたんぽぽハウス」の食堂=須賀川理撮影

 熊本地震の本震で震度7の揺れに襲われた西原村の障害者施設「にしはらたんぽぽハウス」が、施設内で毎週金曜に提供していた名物の「金曜ラーメン」を復活させた。地震後に施設が避難所となって営業を中断していたが、早く日常を取り戻したいと再開を決意。「おいしかった。また来るよ」の言葉を糧にラーメンを作り続け、被災者やボランティアたちの心とおなかを満たしている。

     施設は、村役場に隣接する西原中学校の旧生徒寄宿舎を改修して開設した村唯一の障害者の作業所。身体、知的、精神障害者約25人が、米作りや農産物の加工販売をしている。毎週金曜には施設の食堂を開放し、スタッフや通所者らが作ったラーメンを提供。阿蘇のあか牛を使った牛骨ラーメンなどが会員制交流サイトや口コミで人気となり、県外から訪れる客もいる程だった。

     しかし、4月16日の本震で状況は一変。施設の被害は少なかったものの、通所者やその家族、職員らの避難先となった。一時は最大30人が暮らし、ラーメンの提供どころではなくなった。施設には全国から多くのボランティアが駆けつけ、炊き出しや被災民家の片付けなどを手伝った。

     施設のスタッフらは避難生活を支えてくれたボランティアや傷ついた被災者らに自慢のラーメンを振る舞い、地震前の日常を早く取り戻したいと考え、5月20日に「金曜ラーメン」を復活させた。店舗名は地震前の「麺屋たんぽぽ」から「一期一会の絆を大切にしたい」と「絆食堂」に変更。金曜だけでなく土曜も営業し、高校生以下は無料にしている。

     ラーメン作りには支援物資として届いたのりや昆布なども有効利用。牛骨ラーメンだけでなく、豚骨やしょうゆ、みそなどの各種ラーメンを300〜600円で提供し、被災者やボランティアらに好評という。配膳を手伝う通所者の福永洋一さん(36)は「やりがいのある仕事なので少しずつ頑張っていきたい」と意気込んでいる。

     営業時間は金、土曜の午前11時〜午後2時。問い合わせは、にしはらたんぽぽハウス096・279・3666。【野呂賢治】

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