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スペイン

出直し総選挙 EU批判派、躍進か

 【パリ賀有勇】昨年12月の総選挙後に主要政党の議席が伯仲し、新政権が樹立できなかったスペインで26日、出直し総選挙が実施される。緊縮財政を課す欧州連合(EU)に批判的な急進左派、ポデモスが第2党をうかがう勢いをみせており、EU離脱を決めた英国民投票が同党をさらに勢いづかせる可能性がある。

     スペインでは欧州債務危機後、EUが求める緊縮財政策の下、中道右派・国民党のラホイ首相が所得税などの増税や失業保険の支給額引き下げなど歳出削減を続ける。景気は回復軌道に乗っているものの、失業率(4月)は約20%とEU加盟国ではギリシャに次ぐ高水準。25歳未満の若者に限った失業率は約45%に達する。

     「私たちはできる」を意味するポデモスは2014年に若者らを中心に結成された新興政党で、「反緊縮」を掲げる。EUが求める緊縮財政下で、景気回復の恩恵を受けられない有権者の不満の受け皿になっている。

     同党はEU離脱までは訴えていないが、イグレシアス党首(37)は英国の離脱決定後に「公平で統一された欧州ならば誰も離脱は望まない。欧州は方針転換が必要だ」とツイッターに投稿し、EU改革を訴えた。

     前回選挙(下院・定数350)では、国民党と穏健左派・社会労働党の2大政党が過半数を大きく下回り、ポデモスが第3党に。選挙後の連立交渉は決裂していた。再選挙前の世論調査では、少数左派政党と選挙協力するポデモスが第2党に躍進する可能性があり、今回も単独過半数を獲得できる政党はないとの結果がでている。

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