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熊本地震

主婦が絵日記ネットに 全国から共感・励まし

絵日記を描いた中原はるみさんと長女実衣子さん=中原さん提供

 熊本市の主婦が1歳9カ月の長女らとともに遭遇した熊本地震の体験を絵日記にまとめ、発生直後に短文投稿サイト「ツイッター」に投稿したところ、2カ月が過ぎた今もリツイート(転載)され、総数は6000を超えている。漫画風のユーモラスな絵に込められたリアリティーに、被災者はじめ全国から共感や励ましの声が寄せられている。

    中原はるみさんが描いた熊本地震の被災体験

     熊本市中央区の中原はるみさん(37)=アカウント@harumichi_city=は、長女実衣子(みいこ)さんと夫の3人家族の日常を、得意のイラストを交えて絵日記風に仕立て、ツイッターやフェイスブックへ折を見て投稿していた。

     最初の揺れがあった4月14日夜は授乳中だった。「わっ」。目を丸くするお母さんに、「ミーコ」(実衣子さん)がしがみつく。余震が続き一家は近くの体育館に一時避難するが、どこかのんびりした雰囲気がまだ漂っていた。

     だが16日未明に起きた本震の描写は一変する。通常の4〜6コマ分を使った「ドド」「ドドドド」という大きな地響きに、「わああああ」というか細い文字。目も開けられず震える夫婦、ベッドに大の字でしがみつくミーコ。停電の中で割れたガラスを避けながら避難する一家や、その時のいでたちが細かく描かれる。避難所では消防隊員が「我々も正直どこが安全か分かりません」と拡声機で叫ぶ。「そりゃそーだ」と共感しつつ、募る不安と「サバイバル感」……。

     5月18日に投稿すると、リツイートが相次ぎ、「(漫画だと)怖さがリアルに感じる」「チビちゃんの笑顔が戻ったかな」などとコメントが次々寄せられた。

     体験を絵日記にまとめたことで、気持ちの整理にも役立ったと中原さん。自宅のライフラインはほぼ回復したが、実衣子さんは余震の度におびえ、しがみついてくる。日常に戻るまで時間はかかりそうだが、「今後の絵日記では、復興や防災にも触れていきたい」と考えている。【入江直樹】

    毎日新聞のアカウント

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