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大雨

梅雨前線、九州に停滞の見込み 警戒呼びかけ

土砂崩れに巻き込まれた住宅(右)。1人が意識不明になった=鹿児島県姶良市蒲生町北で2016年6月28日午後4時46分、田中韻撮影

土砂崩れで鹿児島で1人重体 長崎市でも1人重傷

 梅雨前線の影響で九州地方は28日、大気の状態が不安定になり、局地的に大雨が降って、鹿児島県姶良(あいら)市で土砂崩れにより1人が意識不明の重体、長崎市でも1人が重傷を負った。梅雨前線は30日にかけて九州地方に停滞する見込みで、気象庁が土砂災害などに警戒を呼びかけている。

 姶良市蒲生(かもう)町北では、午後2時ごろ土砂崩れが発生し、住宅が全壊した。鹿児島県警によると、50代の姉妹が住宅におり、姉は自力で脱出したが、妹(52)が生き埋めになり、約1時間後に救出されたが、意識不明の重体。さらに、長崎県警によると長崎市御船蔵(おふなぐら)町で午後7時前がけ崩れが起き、民家1棟が全壊。住民の70代男性が一時生き埋めになり、約1時間後に救出されたが、首の骨などを折る重傷を負った。

 気象庁によると、姶良市に隣接する鹿児島県霧島市で1時間当たり75.5ミリ、宮崎県えびの市で58.5ミリ、長崎市で37.0ミリを観測した。

 交通への影響もあり、九州道嘉島(かしま)ジャンクション(JCT、熊本県嘉島町)近くで斜面が崩れ、一部区間が上下線で通行止めになった。九州新幹線も熊本−鹿児島中央間の上下線で一時運転を見合わせるなど1本が運休、5本が最大で1時間遅れ、約800人に影響した。

 宮崎、鹿児島の両地方気象台によると、27日の降り始めから28日午後6時までの総雨量は宮崎県えびの市で314ミリ、鹿児島県鹿屋市で299ミリ。29日も所によって非常に激しい雨が降る見込みで、1時間雨量は多いところで、鹿児島県70ミリ▽熊本県50ミリ▽福岡、佐賀、長崎、大分、宮崎各県で40ミリ▽山口県で30ミリ−−を予測している。【山下俊輔、田中韻、今手麻衣】

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