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日米韓

警戒演習 ミサイル防衛、北朝鮮念頭に初

 日米韓3カ国は28日(日本時間29日)、米ハワイ沖で初のミサイル警戒演習「パシフィック・ドラゴン」を実施した。北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射するなどしており、迎撃態勢を含めた対処能力の向上を図るのが目的。防衛省関係者は「弾道ミサイルの追尾情報も共有できるかは3カ国連携の大きな試金石になる」と指摘している。

     演習には3カ国のイージス艦が参加。今回は迎撃用ミサイルは使わず、各国が得た情報の共有に力を置いた。ただ、日韓間では直接、機密情報をやりとりするための軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が締結できていないため、米国を仲介する形をとった。

     米国は今後、迎撃用の「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」を在韓米軍に配備するため、韓国側と詰めの交渉を急ぎたい考えだ。

     一方、日韓間では以前、GSOMIAの交渉が進められたが、対日感情の悪化などを背景に韓国側が2012年6月の署名直前に締結を取りやめた経緯がある。日本としてはこれを機に、交渉再開などを含めた韓国との連携強化が進むことを期待している。

     韓国は、複雑な対日感情に加え、経済的につながりの深い中国に配慮する形で、これまで日米のミサイル防衛の演習には参加せず、THAAD配備にも難色を示していた。だが、北朝鮮の核実験(1月)や事実上の長距離弾道ミサイル発射(2月)を受けて政策を転換。THAAD配備に向けた交渉を米国と始め、今回の演習への参加も表明した。

     韓国海軍は「北朝鮮のミサイル挑発に対する韓米日3国の相互運用性を高め、情報共有体系が強化された」とのコメントを発表。ただ、聯合ニュースによると演習の定例化は決まっていないという。【村尾哲、ワシントン会川晴之、ソウル米村耕一】

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