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日本ががんで「貧乏国」になる事情

 今回は極めて個人的な、しかも「偏見」が入り交じったテーマで恐縮だが、実は、小生、肺がんになってしまったのだ。

 1994年の秋だったと思う。当時の国立がんセンター総長だった阿部薫博士と対談したことがある。その対談の中で、阿部さんは「がんの治療は早期発見しかない!国立がんセンターはそのために存在する」と力説されていたのを覚えている。その言葉に従って、50歳代後半から、国立がんセンターで人間ドックを受けるようにした。

 6年前、CT検査で「すりガラス状の陰影」が発見された。肺に1センチほどの白っぽい淡い病巣。医師が「…

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