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南スーダン

「内戦に逆戻り」銃撃戦で死者272人に

 【ヨハネスブルク小泉大士】南スーダンの首都ジュバで10日、政府軍と反政府勢力との間で銃撃戦が相次いだ。同国は2011年に独立したが13年に内戦が発生。和平合意に基づき今年4月、暫定政権が発足したばかり。英BBCによると、反政府勢力を率いるマシャール第1副大統領の報道官は「内戦に逆戻りした」と語った。

     ロイター通信によると、死者は先週以降、民間人33人を含む計272人に達した。10日も早朝から国連平和維持活動(PKO)の本部があるジュベル地区で、激しい銃撃や砲撃が続き、第1副大統領派の兵士が宿営地を構えるグデレ地区などでも銃撃戦があった。マシャール氏の報道官は、マシャール氏の邸宅も攻撃されたと明らかにした。

     南スーダンでは13年末からキール大統領派の政府軍と、マシャール氏を支持する反政府勢力が対立し、内戦状態が続いた。今年4月に双方が参加する暫定政権が発足し、和平定着を目指していた。

     これまでジュバ周辺の治安は比較的安定していたが、7日にジュバ市内で両派の銃撃戦があり、5人が死亡。独立記念日前日の8日には大統領府周辺などで戦闘があり、約150人が死亡。暫定政権が発足して以来、最悪の事態となった。戦闘はいったん収まったが、10日に再び起きた。

     両派による報復合戦の様相を呈し、戦闘は拡大している。キール氏とマシャール氏は平静を呼びかけたが、地元記者は「兵士の統率がきかなくなっている」と指摘した。

     国連安全保障理事会やアフリカ連合(AU)は9日、非難声明を発表し、戦闘停止と緊張緩和を促した。南スーダンでは陸上自衛隊の施設部隊がPKOに参加し、ジュバを拠点に道路整備などをしている。

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