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高浜原発運転差し止め

関電の異議却下 停止状態が続行に

関西電力高浜原発の(手前から)1号機、2号機=福井県高浜町で2016年2月、本社ヘリから小関勉撮影

大津地裁 運転差し止め命じる決定で関電が申し立て

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを大津地裁が命じた3月の仮処分決定について、同地裁(山本善彦裁判長)は12日、仮処分取り消しを求めた関電の保全異議を退け、再び運転を認めない決定をした。関電は大阪高裁に保全抗告をする方針。

     異議審で関電は、新たな証拠提出はせず従来の主張を再構成しただけで、法廷審理は1回で終了した。関電は仮処分決定と同じ山本裁判長による判断に期待せず、早期の結論を求めて高裁での抗告審に注力する姿勢だった。

     山本裁判長は異議審でも3月の決定理由を維持。原発の新規制基準が安全確保として合理的であることと、3、4号機が基準適合していることを関電は明らかにすべきだと指摘した。重大事故と住民の人格権侵害との因果関係については「(東京電力)福島第1原発事故の甚大な被害を目の当たりにした国民にとって、安全性の欠如で人格権は直ちに侵害されると推認するのが社会通念となっている」と新たに指摘した。また「リスクゼロを求めるものではない」としたうえで、「災害が起こるたびに『想定を超える』と繰り返されてきた過ちに真摯(しんし)に向き合うなら、過酷事故が生じる可能性を前提とし、致命的な状態を避ける対策を講ずる必要がある」とした。

     関電は「誠に遺憾で到底承服できない。早期に仮処分命令を取り消していただくよう、安全性の主張・立証に全力を尽くす」とのコメントを出した。

     仮処分は滋賀県の住民29人が申し立て、地裁が3月、運転中の原発停止を命じる初の決定をし、関電が異議を申し立てていた。【大原一城】

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