人工知能

糖尿病分析 電子カルテで病状把握へ 

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 人工知能(AI)で生活習慣病患者の電子カルテを分析し、医療や保険に応用しようと、日本IBMと藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)、第一生命保険が共同研究を始めることが13日、分かった。カルテに記載された症状や病歴を分析して糖尿病患者の傾向を引き出し、より効率的な治療方法を見つけたり、新たな保険商品の開発につなげたりする狙い。AIを活用した大規模な電子カルテの分析は国内初という。

 今月下旬から糖尿病のカルテ分析に着手する。藤田保健衛生大学病院が2004年以降の患者約98万人分の検査データなどを匿名化して提供。文脈や単語を解読できる日本IBMのAI「ワトソン」を活用することで、電子カルテの自由記述欄に書かれた「2日前から足がだるい」「寝起きに頭が重い」など通常のコンピューターでは統計処理が難しい言葉も分析する。

この記事は有料記事です。

残り345文字(全文702文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月