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赤ちゃん死んだ スマホ撮影に驚いた母逃げ 北海道

 北海道八雲町熊石見日(けんにち)町の海岸で、親とはぐれたトドの赤ちゃんが死んだ。トドの親子の写真を撮ろうと人間が近づいた際、親が逃げ、10日以上放置されてしまったといい、衰弱死したとみられる。町は「野生動物に不用意に近づかないで」と呼び掛けている。

 町などによると、トドの親子は6月29、30日ごろに海岸に現れた。住民らの話では、スマートフォンで撮影しようとした2人組が親子に近づいたことがあり、その際、親が驚いて海に逃げ込んだという。赤ちゃんはその後も浜辺にとどまり、波打ち際や岩場で寝ていたが、今月13日夕に死んでいるのが確認された。

 赤ちゃんは体長1メートル弱。道内の水族館関係者によると、トドは生後約1年間、母乳だけで育ち、人の手で育てるのは困難という。通常、トドはロシア極東カムチャツカ付近などで出産することが多いが、この赤ちゃんは同海岸近くで生まれた可能性が高いという。

 町は住民らから赤ちゃんの保護を求める声があったことから、道内の水族館や研究機関に受け入れを打診したが、飼育スペースや飼育計画の調整などのために難航していた。

 八雲町熊石総合支所の田村春夫産業課長は「こういった結果になり、残念。道内は野生動物が多く、同じようなことが起きないよう気を付けてもらいたい」と話す。【遠藤修平】

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