大飯原発

基準地震動、見直し不要 規制委見解まとめ

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関西電力大飯原発。(右から)1号機、2号機、3号機、4号機=福井県おおい町で、本社ヘリから三村政司撮影
関西電力大飯原発。(右から)1号機、2号機、3号機、4号機=福井県おおい町で、本社ヘリから三村政司撮影

 原子力規制委員会は27日の定例会で、関西電力大飯原発(福井県)で想定する地震の揺れ(基準地震動)について、見直す必要はないとする見解をまとめた。規制委の前委員長代理の島崎邦彦氏が「計算結果が過小評価になっている」と指摘していたが、関電の計算結果は妥当で、現行の計算方式以外について「科学的・技術的な熟度には至っていない」と島崎氏の主張を退けた。

 過小評価の原因と指摘されていたのは、関電が使っている「入倉・三宅式」。規制委事務局の原子力規制庁は「武村式」など、別の計算方式の妥当性を調べたが、予測の「不確かさ」を考慮する方法が確立されていないなどとする検証結果をまとめ、規制委の5委員が了承した。【柳楽未来】

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