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揺れる王国

タイ 混迷の兆し/上 国民投票へ対立再燃 軍「王制護持」/タクシン派「民主主義」

タイ北部プレー県の「ランナー王国」の玄関口跡で、支持者らに歓迎されるインラック前首相(中央)=6月12日

 小高い丘に建つ赤いれんが造りのモニュメント。タイ北部プレー県の史跡を訪れたタクシン元首相(67)の妹インラック前首相(49)は支持者らから赤いバラを贈られた。赤はタクシン派のシンボルカラーだ。

 ここは中世にタイ北部一帯を統治した「ランナー王国」の玄関口だったとされる。6月12日、タクシン派地方幹部十数人がインラック氏を出迎えた。前日に幹部らは8月7日に予定される新憲法案の国民投票に向けた方針などを首都バンコクで話し合っていた。インラック氏の史跡訪問は「決起集会」を思わせるタイミングだった。

 ランナーは現タイ王朝とは系譜の異なる「別の王国」。かつての都チェンマイはタクシン氏一族の地元でもあ…

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