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「草刈り十字軍」43年

芽吹く種、鎌の軌跡/中 体験共有、仲間と結婚 愛林館館長・沢畑亨さん(54) /富山

山林で成長した木を眺める「愛林館」館長の沢畑亨さんと妻幸代さん=熊本県水俣市で、堀川剛護撮影

熊本にも活動広げる

 熊本県水俣市の山間部にある久木野地区。約100ヘクタールに階段状に広がる棚田の間を抜け、標高約450メートルの山林に入ると、地元の村おこし施設「愛林館」館長の沢畑亨さん(54)はシイやサクラの木を見上げて言った。「下草を刈って適切に管理すれば、19年でこんなに良い森になる」

 愛林館は1994年に市が整備し、地元の地域振興会が運営。95年から、ボランティアを募集して山林に木を植え、合宿しながら下草刈りに取り組む事業「働くアウトドア」を始めた。96年からは、国有林に植林して国と販売収入を分ける分収造林を実施。97年に植えた幼木が高さ20メートルにも育っていた。「草刈り十字軍で学んだノウハウが生かされた」と振り返る。

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