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象徴・その思い

/上 胃に出血痕、公務遂行に影 懸念、8年前から

胃に出血の痕跡が見つかった天皇陛下は、検査から18日後の誕生日の一般参賀で人々に笑顔を向け、手を振って応えられた=皇居で2008年12月23日、長谷川直亮撮影

 「天皇陛下が退位について考えられるようになったのは、8年前のことだ」。天皇陛下のビデオメッセージを見た宮内庁関係者は9日、そう明かした。2008年12月5日、内視鏡検査を受けた陛下の胃に、出血の痕跡が見つかった。「ストレスが原因」と医師に診断された。

 宮内庁は09年1月、陛下の負担軽減を決めた。国体開会式で陛下が述べる「おことば」などを原則廃止するとの内容。「象徴としての地位と活動は一体不離」との考えを強く持たれる陛下にとって、公務の削減は本意でなかったという。「お務めを果たせなくなっても、天皇の地位にあっていいのかという思いを抱かれるようになった」と宮内庁関係者は振り返る。

 その後、陛下は過去の天皇の退位の例や外国の王室制度について研究を始めた。とりわけ欧州の退位制度に関…

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