観光客激減 テロ続発、相次ぐイベント中止 「安全な」スペインへ流れる
【パリ賀有勇】世界一の観光大国フランスが外国人観光客の減少に悩まされている一方で、隣国スペインを訪れる観光客が大幅に増えている。旅行者はテロへの懸念から、南仏や北アフリカへの渡航を避けて、近年テロが起きていないスペインを安全な旅先として選んでいるとみられる。
国連世界観光機関(UNWTO)の統計によると、2015年の外国人訪問者数は、フランスが世界最多の約8450万人となり、米国(約7750万人)とスペイン(約6820万人)を上回った。
だが、フランスは同年11月のパリ同時多発テロ以降、観光客が減少。フェクル仏観光振興担当相は7日、1…
この記事は有料記事です。
残り329文字(全文600文字)