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群馬サファリ

クマに襲われ従業員死亡…巡回車内で

従業員がクマに襲われた現場付近=富岡市岡本の「群馬サファリパーク」で2016年8月16日、畑広志撮影

 16日午後1時10分ごろ、群馬県富岡市岡本の「群馬サファリパーク」の「日本ゾーン」で、巡回中の従業員、斎藤清美さん(46)がツキノワグマに襲われ、左の胸や脇腹をかまれた。約2時間半後、出血性ショックで死亡が確認された。

 県警富岡署や同パークによると、襲ったクマは5歳の雄で、体長約170センチ、体重約110キロ。斎藤さんは、ツキノワグマやニホンザルなどを放し飼いで展示する日本ゾーンをジープ型の軽乗用車を運転して1人で巡回中、運転席側の窓から入ってきたクマに襲われたとみられる。

 車窓には安全対策としてステンレス製のパイプ(直径2センチ)が横に1本設置されていたが、クマによって外されていた。巡回中は異常がないか注意するため車窓は開けていることが多く、事故当時も車窓は開いていたとみられる。通常は1台または複数の車で巡回するが、この日は斎藤さんの1台だけだった。

 午後1時15分ごろ、来場者を乗せて園内を走るバスを運転していた従業員が、クマが斎藤さんが乗っていた車に侵入しているのを発見。別の従業員らがクマを追い払い、斎藤さんを救出したが、意識がなかった。斎藤さんは勤続約26年のベテラン。2014年12月から日本ゾーンで飼育や巡回を担っていた。

 同パークでは1997年8月に、「トラゾーン」で自家用車で見学中の夫婦2人が途中で車を降りたところをトラに襲われ死亡する事故があった。17日は臨時休園する。同パークは79年にオープン。約36万平方メートルに約100種、1000匹を飼育、昨年は約38万人が来場した。【山本有紀、畑広志、杉直樹】

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