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東京都八王子市の東京工科大でこのほど、今年度の就業体験プログラム「コーオプ実習(コーポラティブ・エデュケーション)」の受け入れ企業と学生の初顔合わせがあった。実習を経て実際の就職に結びつくケースもあるため、学生、企業双方とも真剣に意見交換した。
コーオプ実習は、企業側が無償で受け入れるインターンシップと違い、学生は人材派遣会社に登録し、派遣社員として企業で働き、学生には一定の給与が支払われる。一方、企業側は一定期間、学生と一緒に働くため、仕事内容を理解してもらえるほか、本採用にする際、人材と業務とのミスマッチを防ぐメリットもある。
同大は2年前に日本で初めて、コーオプ実習を工学部のカリキュラムとして取り入れた。西武信金と学生マンションの管理・運営や学生アルバイトのあっせんなどを行っているナジック学生情報センターグループ(本社・京都市)と連携して行われ、ナジック社が実習の運営などを担い、学生の希望や適性などから派遣企業を決めている。
この日は多摩地区を中心に受け入れ企業72社と機械工学科の2年生約120人が参加した。大学側から企業に対してプログラムの意義などを説明。学生と実習先の企業関係者が初めて面会し、仕事内容について、質疑を進めた。【黒川将光】