現在の天気予報にはスーパーコンピューターの力が欠かせない。膨大な観測データをスパコンで処理し、気象予報士が総合的に判断している。ちょうど台風のシーズン。世界でもトップクラスの能力を誇るスパコン「京(けい)」による台風のシミュレーション画像を素材に、天気予報や防災にスパコンが果たす役割を見てみよう。
●870メートル間隔で解像
画像は、2012年8月25日の台風15号の様子を「京」でシミュレーションしたものだ。地球全体の表面…
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