メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

本村凌二・評 『アントニウスとクレオパトラ 上・下』=エイドリアン・ゴールズワーシー著

 (白水社・各3672円)

様々な史料の解釈から事実に迫る

 男尊女卑が当たり前、男の浮気は大目に見られ、女の浮気には厳しい目が光る。そのような時代に、男と女の間に愛情が芽生えたとすれば、いかなるものであったのだろうか。

 21歳のクレオパトラが52歳のカエサルと出会ったとき、彼女はおそらく処女だったのではないか、と著者は推測する。姉弟婚の夫であるプトレマイオス13世は13歳にすぎず、しかもエジプトの覇権をめぐって対立していた。クレオパトラはなんとしてもカエサルの好意を勝ちとることに賭けていた。未熟だったろうが、聡明で美しかったから、世界の最高権力者にも抗しがたい魅力があっただろう。

 カエサルには妻がいたが、婚外交渉を気にとめることなどありえなかった。人妻をしばしば誘惑していたが、…

この記事は有料記事です。

残り1667文字(全文2009文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン
毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 西日本豪雨 最後の通話「やばい…」高3植木さん死亡確認
  2. 名古屋 「レゴランド」19日から入場料大幅値下げ
  3. レゴランド 隣接の商業施設苦戦 開業1年余で12店撤退
  4. 宮内庁 小室圭さんについて「婚約状態ではない」
  5. 第100回全国高校野球 南北埼玉大会 埼玉栄敗れる 浦学、花咲徳栄など8強 /埼玉

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]