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原因不明まひ

61人、エンテロウイルス原因か

流行時期に入院、約8割にまひの後遺症が残る

 昨年夏以降、発熱などに伴うまひ症状が子どもに相次いだ問題で、厚生労働省の研究班は29日、全国調査の結果、「エンテロウイルスD68」の流行時期にまひで入院した61人がウイルス感染との関連が疑われ、その約8割にまひの後遺症が残っていると発表した。検査できた患者のうち、4分の1からはウイルスが検出された。

 研究班によると、まひの患者は33都府県で115人の報告があった。調査に協力した101人のうちウイルスが流行していた昨年8〜12月にまひを起こした子どもは95人。このうち他の原因が考えられる患者を除いた61人は、過去のウイルス感染で報告のある「急性弛緩(しかん)性脊髄(せきずい)炎」と診断された。うち1人は外国人で国外で発症した可能性があるという。

 髄液などの検体を調べた患者のうち、4分の1からウイルスが検出された。まひを起こした多くは5歳以下で、8割程度は手足のまひが残っているという。

 エンテロウイルスD68は、子どもを中心にせきや発熱、呼吸困難を引き起こす。せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)を通じて感染が広がる。治療薬やワクチンはない。今夏は流行は確認されていない。研究班代表の多屋馨子・国立感染症研究所感染症疫学センター室長は「ウイルス感染とまひの関係は調査中だが、子どもに発熱などの症状があって手足が動かしづらい時は、速やかに小児科を受診してほしい」と話している。【野田武】

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