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医学論文に不正疑惑 4研究室対象、本部が予備調査

東大の赤門=東京都文京区で2008年8月14日、小出洋平撮影

 東京大の医学系4研究室が報告した論文計11本に捏造(ねつぞう)や改ざんといった研究不正の疑いがあるとする匿名の告発があり、大学本部が予備調査を8月22日に始めていたことが分かった。原則30日以内に調査を終え、不正行為の疑いがあると判断した場合は、学外の識者を交えた調査委員会を設置して本格的な調査に入る。

 東大などによると、告発文が郵送で8月17日に届き、大学が同22日に受理した。対象の論文は、いずれも生活習慣病などに関係する基礎研究の成果で、東大の研究室を主宰する教授4人がそれぞれ責任著者となり、2003年から15年までに英科学誌ネイチャーなどに掲載された。告発文では、これらの論文のグラフなどの図版を検証した結果、不自然な点が多く見つかり、基になったデータが存在するか疑わしいものもあると指摘している。同じ告発文は東大以外にも、文部科学省や関連学会などに届いているという。【須田桃子】

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