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米トルコ首脳会談

クーデター失敗巡り平行線

 【ワシントン会川晴之】中国・杭州を訪問中のオバマ米大統領は4日、トルコのエルドアン大統領と会談した。エルドアン氏は、7月中旬のクーデター失敗の首謀者と断定している米国在住でイスラム教穏健派指導者ギュレン師の身柄引き渡しを強く求めた。これに対しオバマ氏は、司法当局が証拠に基づき判断するとの姿勢を強調した。クーデター失敗以後、両国はぎくしゃくした関係が続いており、首脳会談でも解決を図れなかった。

     両首脳の会談は事件後、これが初めて。オバマ氏は「調査を続け、違法行為を行った者を司法の手に引き渡す」と一般論を述べたうえで、ギュレン師の引き渡し要求について、今後も米司法省などがトルコとの協議を続けると明言。一方、エルドアン氏は、身柄引き渡しのため、必要な証拠書類を追加提出する用意があると述べた。米政府によると、これまでトルコは数千ページに及ぶギュレン師に関する資料を米国に渡しているが、クーデターに関与したとの証拠は含まれていない。

     また両首脳はシリア情勢についても協議した。トルコは8月24日からシリア北部に地上軍を派遣、米国が過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦の主力部隊として支援するクルド人中心の「シリア民主軍(SDF)」と散発的に衝突している。両首脳は、ISとの戦いを進めることで一致したが、エルドアン氏はクルド人部隊も掃討の対象とする考えを示し、両者の溝は埋まらなかった。

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