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【北京・西岡省二、ソウル大貫智子、ワシントン会川晴之】韓国軍合同参謀本部は9日、同日午前9時半(日本時間同)ごろ、北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクド)吉州(キルジュ)郡豊渓里(プンゲリ)付近で、韓国気象庁が人工地震波を観測したと発表した。地震の規模を示すマグニチュード(M)は5と推定されるという。日本政府は「諸情報を総合的に勘案した結果、政府としては、北朝鮮が核実験を実施したと考えている」とする首相声明を発表した。9日は北朝鮮の建国記念日で、国威発揚などのためにこれに合わせて核実験を強行した可能性がある。また、対話が途絶えている米国などに核能力の進展を見せつける狙いもあるとみられる。
北朝鮮による核実験は今年1月6日以来、5回目。韓国国防省によると、爆発の規模はトリニトロトルエン(TNT)火薬換算で約10キロトンと推定され、過去最大とみられる。周辺国は大気中のちりを集めるなど、分析を急いでいる。
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