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マッサージ師養成施設制限で提訴 大阪地裁

 あんまマッサージ指圧師を目指す健常者向け養成施設の新規開設を制限する法律の規定は、職業選択の自由を保障する憲法に反するとして、学校法人「平成医療学園」(大阪市北区)が国を相手取り、新設を認めなかった処分の取り消しを求める訴えを大阪地裁に起こした。9日に第1回口頭弁論があり、国側は争う姿勢を示した。

     「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」は、あんまマッサージ業などに多く従事する視覚障害者の生計の維持が困難になると見込まれる場合、国は養成施設の新規開設を制限できるとしている。

     訴状によると、法人は2015年9〜10月、運営する宝塚医療大(兵庫県宝塚市)と平成医療学園専門学校(大阪市北区)に、あんまマッサージ指圧師の国家試験の受験資格が得られる養成コースの開設を国に申請した。しかし今年に入り、制限規定を根拠に申請を認めない処分が出た。

     法人側は「規定が盛り込まれた約50年前の法改正から視覚障害者を取り巻く雇用環境は大きく改善し、あんまマッサージ指圧師やしんきゅう師以外の道が開けている」と主張。健常者の志望者が多いと指摘したうえで、「国が法改正以降に申請を1件も認めないのは、開設希望者の職業選択の自由を制限している」と訴えている。

     同法人などは、同種の訴訟を東京地裁と仙台地裁でも起こしているという。

     厚生労働省などによると、あんまマッサージ指圧師の養成施設は全国に約80校(今年3月現在)あり、うち健常者向けは約20校。

     厚労省医事課は「係争中のためコメントできない」としている。【三上健太郎】

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