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室戸沖へ13日出航

高知県室戸沖に向け、13日に出航する地球深部探査船「ちきゅう」=静岡市の清水港で2014年2月11日、荒木涼子撮影

 掘り進むほど高温になる海底地下で、生物は何度まで存在できるのか−−。海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」は13日、高知県室戸沖の海底地下を掘削調査するため、2カ月の航海に出発する。

     海底下には大量の微生物がいると考えられ、総数は10の30乗個と、宇宙の恒星の数(10の24乗個)より多いと推計される。調査には米国やドイツも含め8カ国の研究者31人が、船上班と陸上班に分かれて参加する。

     調査地点は高知県室戸沖約120キロで、海底のプレート(岩板)が沈み込む南海トラフに位置する。水深4765メートルの海底地下から1260メートル掘り、生物が生存できる限界の解明を目指す。海底地下1200メートル付近では130度以上に達するとみられる。

     粘土鉱物からにじみ出る水や、岩石から出る硫酸などのエネルギー源があると考えられ、高温環境を好む「超好熱細菌」が生息している可能性がある。ちきゅうは13日に清水港(静岡市)を出て、11月11日に高知新港(高知市)に戻る計画だ。

     同機構は昨年、青森県八戸沖の海底下約2500メートル(約60度)で、世界で最も深くにすむ微生物群を見つけたと発表。2008年には、インド洋の熱水鉱床で発見したメタン菌を実験室で増殖させたところ、世界記録となる最高122度まで生存できた。

     稲垣史生・同機構高知コア研究所長代理は「海底下には地上とは違う生命進化のプロセスがあるかもしれない。未知の生命圏を見つけたい」と話している。【阿部周一】

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